民法 親族・相続9
 相続に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 相続に関する被相続人の遺言書を偽造し、変造し、破棄し、または隠匿した者は相続人となることができない。
2 相続人は、被相続人が占有している物の占有に関する善意・悪意を承継する。
3 使用貸借の借主が死亡した場合、使用、収益権は相続人が承継するものではない。
4 相続は、被相続人の住所において開始する。
5 被相続人が第三者から与えられていた代理権は相続の対象とならない。 

答え2
その選択によって、自己の占有のみを主張、または被相続人の占有に自己の占有を合わせて主張することができる。

 

正しい。

1 891条5号。
3 使用・収益権は一身専属権なので(599条)承継しない。
4 882条。
5 111条1項2号。