民法10
 果実に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 天然果実は、その元物から分離するときに、これを収受する権利を有する者帰属する。
2 甲が乙に賃料月末払いの約束で賃貸している家屋を、月の途中で丙に贈与した場合、甲乙間に特段の合意なければ、当月の賃料は日割りによって甲丙に分配されることになる。
3 物の売主が引き渡しを遅滞している場合でも、引き渡しまで果実を収受できる。
4 不動産質権者は、質権設定した不動産から生じた果実を取得することはできない。
5 強迫によって物を占有している者は、果実返還義務を負い、すでに消費した果実の代価を償還する義務も負う。

答え4
356条。果実取得できる。土地が遊休状態となり、社会経済上不利益が生じることを防止するため。

 

正しいもの

1 89条1項。
2 89条2項。
3 大判大13.9.24 575条1項の趣旨。複雑な関係を避けるため。
5 189条1項。190条。