民法 親族・相続5
 親権・監護権に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 父母は協議により、嫡出でない子について一方が親権を、他方が監護権を行使することを定めることができる。
2 この出生前に父母が離婚したときは、離婚の際における父母の氏を称する。
3 嫡出でない子は、親権を行使する親の氏を称する。
4 親権を行う地位にある者でも、制限行為能力者は親権を行使することができない。
5 子は、親権を行う者が指定した場所に、その居所を定めなければならない。

答え3
嫡出でない子は、出生と同時に常に出生時における母の氏を当然に取得し、その氏を称する。790条2項。

 

正しい。

1 819条4項。嫡出でない子の親権は原則、母だが、認知後は、父母の協議で父と定めることができる。
2 790条ただし書。
4 818条。例えば、未婚の未成年者、成年被後見人。
5 821条。