商法 商法総則・商行為6
代理商に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 代理商は、取引の代理をした場合は、商人に対してその旨の通知を発しなければならない。
2 商人および代理商は、契約の期間を定めなかったときは、2か月前までに予告し、その契約を解除することができる。
3 代理商は、同種の事業を行う会社の取締役、執行役または業務執行社員となってはならない。
4 代理商は、取引の代理をした場合は、商人の請求があるときに限り、商人に対してその旨の通知を発しなければならない。
5 物品の販売の委託を受けた代理商は、売買の目的物の瑕疵または数量不足の通知その他売買に関する通知を受ける権限を有する。
 

 
商法 商法総則・商行為7
仲介業者に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 商法上の問屋とは、自己の名をもって他人のために物品の販売または買い入れをなすことを業とする者をいうが、「他人のために」とは、他人の計算においてという意味である。
2 運送取扱人とは、自己の名をもって物品運送の取次ぎをなすことを業とする者をいう。
3 ホテル等を業として営む行為は、場屋取引であり営業的商行為にあたる。
4 旅客運送の取次ぎを業とする者は、運送取扱人にあたる。
5 仲立人は、他人間の商行為の媒介をなすことを業とする者をいうので、仲立人が契約当事者となるのではなく、法律関係は当該他人間に成立する。

 









商法 商法総則・商行為8
場屋営業者に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 高価品は、客がその種類及び価額を明告して寄託した場合でなければ、物品の滅失によって生じた損害の賠償責任を負わない。
2 客の携帯品について、場屋営業者が責任を負わない旨の告示をしていても、免責特約としての効力はない。
3 場屋の主人の責任は、主人が寄託物を返還し、または客が携帯品を持ち去って2年で消滅時効にかかる。
4 商人が、その営業の範囲内において寄託を受けたときには、たとえ報酬を受けていない場合でも善管注意義務を負う。
5 場屋の主人が、寄託を受けた物の滅失・毀損については、不可抗力であることを証明しなければ責任を免れることはできない。

 

 
商法 商法総則・商行為9
匿名組合に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

 

1 匿名組合員は、出資の義務をおうが、財産出資であることを要し、信用・労務による出資は認められない。
2 匿名組合契約を存続期間の定めなく定めた場合、各当事者は、営業年度の終了時に、6カ月前の予告をして解除することができる。
3 匿名組合員は、営業者の行為について、第三者に対して権利義務を有しない。
4 出資が損失によって減少したときは、その損失をてん補した後でなければ、匿名組合員は、利益配当請求をすることができない。
5 匿名組合の存続期間は、各当事者は、やむを得ない事由があっても契約解除することはできない。

 

 

商法 商法総則・商行為10
営業譲渡に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 営業譲渡が行われた場合、原則として、同一、隣接市区町村において20年間の競業避止義務を負うが、特約により30年まで延長することはできる。
2 営業譲渡される営業により生じた債務について、譲受人が免責的債務引受をすることに債権者が同意しない場合には、譲渡人は依然として債権者に対して、弁済する義務をおう。
3 営業を譲り受けた商人が、譲渡人の商号を引き続き使用する場合には、その譲受人も譲渡人の営業によって生じた債務を弁済する責任をおう。
4 営業譲渡が行われ競業避止義務が発生する期間について、20年以下に縮減し、または免除することができる。
5 譲渡人の営業によって生じた債権について、その譲受人にした弁済は、弁済者が善意無過失であればその効力を有する。