民法 親族・相続4
 認知に関する次の記述のうち、判例の趣旨に照らして誤っているものはどれか。

1 認知者の意思に基づかない届出による認知は、認知者と被認知者との間に親子関係があるときでも無効である。 
2 妻以外の女性との間に生まれた子を、妻との間の嫡出子として出生を届出、受理された場合は、その届出は認知届としての効力を有する。
3 父は、母の承諾があれば、体内にある子でも認知することができる。
4 未成年者が、法定代理人の同意なく認知したときは、その認知は無効となる。
5 未認知の18歳の子が婚姻したのちに父が、子を認知するためには子の承諾が必要である。

答え4
780条。意思能力があれば未成年者であっても単独で任意認知できる。

 

正しい。

1 最判S52.2.14
2 最判S53.2.24
3 783条1項。
5 782条。753条。婚姻によって成年擬制される。