民法17
条件・期限に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。
 
1 条件が法律行為の時にすでに成就していた場合には、その条件が解除条件であるときは、その法律行為は無効である。
2 条件成就することによって利益を得る当事者が、不正な手段で条件成就させた場合には、条件は成就しなかったものとみなされるが、過失による場合は損害賠償の問題となる。
3 条件の成否が未定である間、当事者は、処分し、相続することができる。
4 将来、出世したら返す約束で金を借りたが、出世しないことが確定した場合、借主は返還義務を免れる。
5 期限とは、法律行為の効力の発生、消滅、または債務の履行を将来到来することの確実な事実の発生にかからしめる法律行為の付款である。


答え4
判例は不確定期限と解しているので、出世しないことが確定したときに弁済期日が到来するため返還義務が生じる。

 

正しい。

1 131条1項。
2 128条。期待権を保護する。
3 129条。
5 期限の意義。