商法5
 株主の権利に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

1 株主は、株主総会の会議の目的事項に関し、取締役・監査役に対する質問事項を事前に会社に通知しておくことができるが、事前通知をしていても、株主が株主総会で質問しなければ、取締役・監査役に説明義務はない。
2 株主の議案提案理由の字数が400字を超えていたところ、別表部分を除いてその余りの提案理由の部分を請求書面の記載に沿ってほぼそのまま記載したことは、違法ではない。
3 株主が、取締役の責任追及するする訴えは、会社の本店所在地の地方裁判所に専属する。
4 会社の業務、財産状況の調査のため裁判所から選任された検査役は、その職務を行うため必要なときは、当該会社に対し調査することはできるが、その子会社に対しては調査することはできない。
5 株主は、取締役に対し、一定の事項を株主総会の目的とすることを請求することができる。

答え4
必要があれば、子会社に対しても調査することができる。358条4項。

 

正しいもの

1 314条。東京高S61.2.19
2 会社法施行規則93参。
3 848条。
5 303条1項。